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ダ・ヴィンチ・コード [趣味]

転職までの谷間の期間、久々に長編小説を読む時間も出来たので
遅ればせながら読んでみた。

ダ・ヴィンチ・コード (上)

ダ・ヴィンチ・コード (下) 

 

 

 

個人的に通勤中とかに電車内で本を読むという習慣がない。
特に推理小説なんかだと中途半端なところで切れちゃうのがイヤってのもあるし、
今回のダ・ヴィンチ・コードみたいにハードカバーだったりすると
揺れる車内で読むのは。。。腱鞘炎覚悟?
ハリポタの最新刊が出た時に中学生くらいの女の子が頑張って読んでたなぁ(笑)
なので、今回はじっくり腰を据えて読みましたよ。

【以下、ネタバレしまくりです】


結論から言うと、こりゃ面白い♪
表紙がモナリザなので、もっとモナリザ中心の話かと勝手に想像してたけど
実際にそんなこともなくて、それどころかダヴィンチだけってわけでもない。
面白い・・・んだけど、宗教的な色合いが非常に濃いうえに、
聖書に出てくるような難解な言葉も多く出てくるだけに、
そのあたりで好き嫌いがわかれるかも。

逆に敬虔なクリスチャンの人が読むと
(そういう人がこの作品を読むものか分からないけど)、
かなり嫌悪感を持つんじゃないでしょーか?

ちなみにこの本の内容と一部オーバーラップすることが
3月にフジテレビの特番で放送されていて、
それを先に見ちゃったので、部分的に既に知っている内容もあった。
まぁ、知っていても楽しみがスポイルされるものではなかったけど、
「最後の晩餐」に”女性”が描かれているという辺りは知らない方が良かったかなぁ。。。
その辺はこの本が盛り上がる劇的な部分。

この内容、ズバリ言ってしまうと聖杯探し。
聖杯・・・、一般的には最後の晩餐でキリストが使った杯とされているもので
「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」でもターゲットにされたモノ。
「最後の聖戦」ではいくつかの謎かけを解いた先に守護者が聖杯を守っているという設定で、
聖杯は文字通りの”杯”として登場していた。
でもこちらダ・ヴィンチ・コードでは、全く別物として描かれていて、
どちらの真偽・是非はともかくとして、
ダ・ヴィンチ・コードを読んでしまうと、
「最後の聖戦」の解釈は娯楽映画とは言え幼稚に思えてしまう。

まぁ、展開がちょっと強引に思えなくもないところもあったり、
話のオチなんかは賛否両論ありそうな気もするけど、
ミステリー好きな人には自信を持ってお薦めできる一作なのでした。

ルーヴル美術館、テンプル教会、ウエストミンスター寺院・・・など
この本の重要な展開で出てきた名所を巡るツアーも企画されたようだけど
本当に行ってみたくなりました。
かなり詳細な描写があるので、ルーヴルだけでも行ったことがある人は、
その場面はかなり楽しめるような気がします。
実際に行くにはそれ相応の時間とお金がかかるなぁ。。。

このテの宗教的な解釈というのは、たぶん正解というのはなくて
それこそ人によって千差万別なのだと思う。
でもその中で、
「赦しの心は、神がお恵みくださった最高のもの」
という本編最後に出てくる言葉は、唯一の普遍的なものであるような気がした。


トム・ハンクス主演の映画版は来年公開とのこと。
くー、待ちきれん!
絶対見るべし♪


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コメント 2

nyan

まだ未見なので、途中からは記事読めずぅ・・・

腱鞘炎って、、(笑)。
by nyan (2005-05-01 18:24) 

PANAMA

ぜひ読んでみてくださいな♪
コレはお薦めですよ~!
上下巻ともけっこう重いので、腱鞘炎には要注意(^_^;)
by PANAMA (2005-05-02 10:10) 

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