21グラム [趣味]
「命が消えるそのときに、人は21グラムだけ軽くなる」
というコピーの映画。
前から見よう見ようと思ってて、やっとDVDを買いました。
ひたすら重い。
まだ1回しか通して見てないけど、繰り返し見るのが辛く感じられるほど
重い雰囲気に包まれた作品。
特典映像の中で、ナオミ・ワッツが「ショーン・ペンの役柄はこの作品の中の救い」ということを
言っていたけど、個人的にはあまりそうは感じられなかった。
主人公3人、どれをとっても重苦しく
もう少しだけでも「救い」を描いてもよかったんじゃないかなーと思ってしまった。
ただ、それは感情移入できる作りが秀逸だとも言えるかも。
本当に日常の些細なことで、この映画のようなことは起こり得ると思うし、
主人公3人、自分がそれぞれの立場だったらどう感じてどう行動するか・・・
それを常に考えながら見た作品でした。
ただ、色々なエピソードを時間軸をバラしながら小出しにしているので
見始めてからしばらくは話のつながりがよく分からない。
見ていくうちに、「あ、さっきの場面はここにつながるのね」って分かる。
タイトルの「21グラム」は、冒頭に書いたようなことが終盤にも話として
出てくるけど、もう少しこのタイトルに絡んだエピソードがあってもよかったかな。
気軽にデートで見られるような作品ではないと思うけど、
演出、演技は確かに素晴らしいと思う。
特に主演3人には拍手!
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